好評連載コラム 実務翻訳のススメ

17-10 dare

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第17章 助動詞の用法

dareはneedと同じように本動詞と助動詞の2つの働きがあります。助動詞の場合は次に原形動詞を伴い、否定文と疑問文に用いられます。

  1. 本動詞として:「~を必要とする」「~する必要がある」
    「あえて~する」「勇気をもって~する」の意味で、needと同じように、そのあとに名詞・代名詞・不定詞などを伴います。ただし、不定詞についてはtoを省いた原形不定詞を伴うこともあります。
    He will dare anything. (彼ならどんなことでもあえてするだろう)
    Do you dare (to) speak to the boss about a pay rise?
    (きみは賃上げについて社長に話す勇気があるのか)
  2. 助動詞として
    needと同じく否定文・疑問文に用います。なお助動詞としてのdareには過去形のdaredがあります。
    1. 否定文において
      「dare〔dared〕not + 原形動詞」の形で「とても~ない〔なかった〕」の意味を表します。なおdare notの短縮形daren’tは現在・過去のいずれにも用いられます。
      He daredarednot do such a dangerous thing.
      (彼にはとてもそんな危険なことをする勇気はない〔なかった〕)
      He daren’t try again. = He daredarednot try again.
      (彼にはもう一度挑戦する勇気はない〔なかった〕)
    2. 疑問文において
      How dare you say such a thing?
      (どうしてきみはそんなことが言えるのだろう)
      Dared he tell her the truth?
      (彼は彼女に本当のことを言う勇気が出たのか)
    3. 慣用表現としてのI dare say〔daresay〕~
      I dare say〔daresay〕~は反語的なニュアンスもこめて、「おそらく~だろう」「そうでしょうとも」の意味を表し、慣用的に肯定文で用いられます。
      You dare say that’s true. (おそらく本当でしょう)
      You are tired, I daresay. (君はきっと疲れているのだろう)