第29章 関係形容詞・関係副詞の用法
疑問代名詞のwhat、whichが疑問形容詞として用いられるように、関係代名詞のwhat、whichは、次に名詞を伴って形容詞の働きをすることがあります。この場合、これを関係形容詞と呼びます。
- 関係形容詞としてのwhat
- 「・・・のどんな~」、「・・・するだけの~」の意味として
I will pay what (ever) price is asked.
(いくらでも請求されるだけお支払いしましょう)
I gave him what help (=all the help that) I could.
(私はできるだけの援助を彼にしてやった) - littleまたはfewをあとに伴って、「少ないながらも~」「なけなしの~」の意味として
I have come to render what little service is in my power.
(及ばずながらできるだけのことをしてあげたいと思って参りました)
He spent what little money he had.
(彼はなけなしの金を使い果した)
- 「・・・のどんな~」、「・・・するだけの~」の意味として
- 関係形容詞としてのwhich
whichはとくに継続用法として、前の句や節を受け、そのあとに名詞を伴います。
We traveled together as far as London, at which place we parted company.
(私たちはロンドンまで一緒に行って、そこで別れた)
The conference lasted two hours, during which time we deliberated about tapping new markets.
(会議は2時間続いたが、その間新しい市場開拓について審議した)