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25-4 仮定法未来の用法

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第25章 仮定法

現在・未来において容易に起こりそうもないことを述べる場合で、仮定法現在よりもさらに強い仮想を表します。

  1. 「If + 主語 + should + 動詞の原形・・・」
    「万一、ひょっとして・・・」の意味で、主語の意志とは無関係に未来の可能性の乏しいことを表します。帰結節には「would(should、might)+ 原形動詞」のほか直説法・命令法も用いられます。
    What wouldwill〕you tell him, if he should come?
    (万一彼が来たら、君は何を言うつもりだ)
    If you should meet him, tell him to write to me.
    (万一彼に会ったら、私に手紙をくれるよう言ってください)
  2. 「If + 主語 + would + 動詞の原形・・・」
    これは主語の意志を表す場合で、帰結節の動詞は上の(1)と同じくどんな形式でも用いることができます。
    If you would join in our party, we shouldshallbe most delighted.
    ( もしあなたが私達のパーティーにおいでくださるなら、これ以上の喜びはありません)
    If he would not pay the money, you should have called the police.
    ( もし彼がその金を払おうとしなかったら、あなたは警察を呼んでいたんでしょう)
  3. 「If + 主語 + were to + 動詞の原形・・・」
    上記(1)(2)よりさらに現実性が乏しく、とうていありそうに思われない仮定を表します。帰結節には「would〔should、might〕+ 原形動詞」を用います。
    If anything were to happen to him, the family would have no source of income.
    (彼の身に何か起こるなら、家族は収入源がなくなるだろう)
    【注】このwereは口語では主語に応じてwasを用いることがあります。ただし接続詞を用いない倒置文や後述の「特殊構文」においてはwereを用います。
    If this collection was to be sold, it would fetch a lot of money.
    (この収集を売ればたいした金になるのだが)
    Were he to see you (=If he were to see you), he would be surprised.
    (彼は君に会うようなことになったら、びっくりすることだろうに)