第28章 関係代名詞の用法
本来接続詞であるものが、関係代名詞と同様の働きをする場合があります。これを疑似関係代名詞といい、as、but、thanなどがあります。
- asの用法
asは、1. 単独で用いて前の節全体を受ける(継続用法)ほか、2. as~as・・・(・・・だけの〔と同じくらいの〕~)、such~as・・・(・・・のような~)、the same~as・・・(・・・と同じ~)のように相関的に用いられます(限定用法)。- This is my basic idea, as was mentioned before.
(これが私の基本的な考えです。前にも申しあげましたが)
He was late, as is often the case with him.
(彼は遅刻したが、それは彼にはよくあることだ) - As many people as (were) expected visited the exhibition.
(予想通り多数の人が博覧会を訪れた)
He spoke in such easy English as could be understood by everybody.
(彼はだれにもわかるような易しい英語で話した)
Some foreign companies are going to adopt the same management system as (=that) Japanese companies have developed.
( 日本の企業が育くんだのと同じ経営方式を採用しようとしている外国企業もある)
- This is my basic idea, as was mentioned before.
- butとthanの用法
butは否定の意味をもつ先行詞をうけて「・・・しない(ところの~はない)」(=who〔which〕・・・not)の意味を表しますが、形式ばってやや古風な言い方です。
thanは「・・・するよりも~」の意味で、しばしば比較構文において用いられ、一種の関係代名詞と考えることができます。
There is no one but knows (=who does not know) the news.
(そのニュースを知らない者はいない)
During our journey we should not have more money than we need.
(旅行中は必要以上の金は持つべきではない)