好評連載コラム 実務翻訳のススメ

2-1 語(8品詞)

英語では、文の構成要素としての語を文中における位置や働きによって通常8種類に分け、それを8品詞と呼んでいます。
一般に8品詞には、名詞、代名詞、形容詞、副詞、動詞、前置詞、接続詞、間投詞が含まれます。

  1. 名詞・代名詞
    人や事物の名称を表す語を名詞といい、名詞の代わりに用いられる語を代名詞といいます。
    Mr. Yoshida is a young salaried man. 〔名 詞〕
    (吉田さんは若いサラリーマンである)  
    He works for a trading company. 〔代名詞〕
    (彼は貿易会社に勤めている)  
  2. 形容詞・副詞
    名詞・代名詞を修飾する語を形容詞といい、動詞・形容詞および他の副詞を修飾する語を副詞といいます。
    Many aged people desire to work after retirement. 〔形容詞〕
    (多くの高齢者は退職後も働きたいと望んでいる)  
    Women workers are increasing more and more. 〔副 詞〕
    (女性労働者はますます増加している)  
  3. 動詞
    人や事物の動作や状態を表す語を動詞といいます。助動詞も分類上、動詞の中に含めて扱われます。
    Close the door securely. 〔動 詞〕
    (きちんと戸締りをしなさい)  
    You must do it yourself. 〔助動詞〕
    (あなたはそれを自分でしなければなりません)  
  4. 前置詞
    名詞や代名詞の前に置かれて、その語と文中の他の語との関係を示す語を前置詞といいます。
    He came to Japan with us last year.
    (彼は去年私たちと一緒に日本に来た)
    He works in this factory from nine o’clock until five o’clock.
    (彼は9時から5時までこの工場で働いている)
  5. 接続詞・間投詞
    語、句、節などを結びつける働きをする語を接続詞といい、また感情や呼びかけを表し独立して用いる語を間投詞といいます。
I hope that all of us live a long and happy life. 〔接続詞〕
(私は、みんなが長生きして幸せな人生を送ることを希望している)  
Oh, how happy I am to see you! 〔間投詞〕
(まあ、うれしいわ、お会いできて)  

【注】品詞の区別はその語の文中での働きで決まるので、同じ語でも使い方が異なれば品詞も異なってきます。

Paris is often called the City of Light. 〔名 詞〕
(パリはよくの都と呼ばれる)  
The room was wide and light. 〔形容詞〕
(その部屋は広々として明るかった)  
They began to light candles all at once. 〔動 詞〕
(彼等は一斉にろうそくに火をつけはじめた)  

なお、各品詞の使い方の詳細については、第5章以降の各章を参照してください。